2023年3月28日に放送された『マツコの知らない世界』では、ドーナツの魅力に迫りました。
食感の違いや歴史、そして2023春のドーナツ祭りSPで紹介された最新のドーナツ情報をまとめてご紹介します!
ドーナツの魅力的な世界
「ドーナツの世界」を案内してくれるのは、年間500種類以上のドーナツを試食するプロのイラストレーター、溝呂木(みぞろぎ)一美さん。
彼女の目線で見るドーナツの世界は、まさに奥深い。
王道のミスドやクリスピークリーム、そして行列が絶えない生ドーナツや独自の食感を持つ個性派ドーナツなど、驚きのラインナップが続々と紹介されました。
ドーナツの歴史
17世紀のオランダがドーナツの起源とされています。パン生地をベースにしたこのお菓子は、明治時代後期に日本に伝わり、以後、日本独自の進化を遂げてきました。
とろける生食感の最先端ドーナツ
I’m donut ?(アイムドーナツ?)
福岡発のベーカリー「amam dacotan(アマムダコタン)」が母体となるドーナツ専門店。
東京の中目黒を皮切りに、渋谷や福岡にも店舗を展開しています。
生地がシュワーっと溶けるような食感の生ドーナツは、特に若者を中心に絶大な人気を誇り、週末には1時間以上待つことも珍しくありません。
●I’m donut? 238円
生食感の秘密
このドーナツの特徴的な食感は、たっぷりの卵とバターにカボチャを加えることで生まれます。
210℃の高温で短時間揚げることで、火が通り過ぎずに中はしっとりと仕上がります。
I’m donut ?(アイムドーナツ?)中目黒店
住所:東京都目黒区上目黒1-22-10
営業時間:10:00〜20:00
定休日:不定休
URL:https://www.instagram.com/im.donut_factory/
ドーナツは食感乱立時代!
溝呂木さんによれば、『現在のドーナツ業界は食感の多様性が際立っている。
しかし、ふわふわモチモチの食感に固執しすぎてはいないだろうか?』とのこと。
日本のスイーツ業界では、ふわふわモチモチの食感がブームとなっていますが、ドーナツにおいても同様の傾向が見られます。
このブームの背景には、過去のドーナツの流行が影響していると言われています。
第1・2次ブーム「ミスタードーナツ」
1971年、日本に初上陸した「ミスタードーナツ」が第1次のブームを巻き起こしました。
大阪府箕面市に1号店がオープンし、開店からわずか1時間で4000個以上のドーナツが売れたという伝説があります。
アメリカから伝わったイースト生地のドーナツは、当時の日本人にとって新しい食感の発見でした。
●ハニーディップ 151円 *テイクアウト価格
ミスタードーナツの代表的な商品。創業当時から変わらぬ人気を誇る。
2003年には、第2次ブームとして「ポン・デ・リング」が登場しました。
●ポン・デ・リング 151円 *テイクアウト価格
もちもちとした食感が特徴のこのドーナツは、30億個以上の売上を記録し、大ヒット商品となりました。
ミスタードーナツ
URL:https://www.misterdonut.jp/
第3次ブーム「クリスピー・クリーム・ドーナツ」
2006年、アメリカから日本に上陸した「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が第3次のブームを引き起こしました。
アメリカンな甘さとエアリーな食感が特徴のこのドーナツは、日本中で瞬く間に人気となりました。
●オリジナル・グレーズド 205円 *テイクアウト価格
1937年の創業以来、レシピが変わっていない伝統のドーナツ。
クリスピー・クリーム・ドーナツ
URL:https://krispykreme.jp/
第4次ブーム
2014年には、クロワッサンとドーナツのハイブリッド、「クロワッサンドーナツ」が大ブームとなりました。
第5次ブーム
現在は、「I’m donut ?」をはじめとする「生ドーナツ」や、さまざまな食感のドーナツが乱立しています。
生地のタイプは3種類!ミスタードーナツ食べ比べ
ドーナツには大きく分けて3つの生地のタイプがあります。それぞれの特徴や、ミスタードーナツでの代表的な商品を紹介します。
[イースト生地]
●ハニーディップ 151円 *テイクアウト価格
イーストを使用して発酵させた生地。きめ細かな気泡が入ったふわふわとした食感が楽しめます。
[ケーキドーナツ生地]
●オールドファッション 151円 *テイクアウト価格
ケーキのような生地で、サクサクとした食感が特徴です。
[シュー生地]
●フレンチクルーラー 151円 *テイクアウト価格
水分や卵が多く含まれており、揚げるときに膨らむ特徴があります。
ミスタードーナツ
URL:https://www.misterdonut.jp/
食べるのが楽しい新食感ドーナツ
ドーナツの楽しみは、その食感にあります。新しい食感のドーナツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ほろしと食感
●オールドファッション チョコレート 248円 *テイクアウト価格
オリジナルグレーズドも人気ですが、この商品も非常に人気があります。
クリスピー・クリーム・ドーナツ
URL:https://krispykreme.jp/
ザクコリ食感
[ラシーヌ ドーナツ&アイスクリーム]
米粉を使用したドーナツは、サックリとした食感が特徴です。
●オールドファッションチョコ 280円
ラシーヌ ドーナツ&アイスクリーム
(RACINES DONUT&ICE CREAM)
住所:東京都港区北青山3-4-3 ののあおやま 1F
電話番号:03-6384-5916
URL:https://donut-icecream.com/
むちしと食感
[ダンボドーナツアンドコーヒー]
一般的なドーナツの約3倍のボリュームを誇るこのドーナツは、その特徴的な食感が多くのファンを魅了しています。一口食べると、もちもちとした食感が広がります。
●Cheese Cake 480円
ダンボドーナツ アンド コーヒー 麻布十番本店
(DUMBO Doughnuts and Coffee)
住所:東京都港区麻布十番2-17-6 1F
電話番号:03-6435-0176
URL:https://www.dumbodc.com/
じゅわふわ食感
[グッドタウンドーナツ]
その日の気温や湿度によって材料の分量や発酵時間を調整することで、水分量が多く、口の中でじゅわっと広がる食感のドーナツを作り上げています。この独特の製法が、その美味しさの秘密です。
●ラズベリーピスタチオ 486円 *テイクアウト価格
グッドタウンドーナツ
住所:東京都渋谷区神宮前6-13-6「The Little BAKERY Tokyo」
電話番号:03-6450-5707
URL:https://www.instagram.com/good_town_doughnuts/
ふにゃふわ食感
[ハッピードーナツ]
1978年に創業したこの店は、50年代のアメリカをイメージした店内で、多種多様なドーナツを提供しています。特に、ふわふわの中にしっかりとした水分を感じることができるドーナツは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
●ハニーディップ 170円
HAPPY DONUT(ハッピードーナツ)
住所:千葉県茂原市東部台3-7-13
電話番号:0475-22-5057
URL:https://happy-donut.com/
サクふわ食感
[ハグジードーナツ]
このドーナツ店の特徴は、独特なコーティングと生地が合わさったサクっとした外側と、ふわっとした中身の組み合わせです。一度食べると、そのサクふわ食感がクセになること間違いなしです。
●ドラゴン 330円
HUGSY DOUGHNUT(ハグジードーナツ)
住所:東京都多摩市関戸2-18-7
電話番号:090-6164-1916
URL:https://www.hugsycafe.com/
むちふわ食感
[アーノルド]
フィンランド発のこのドーナツ専門店では、生地に卵と牛乳を使用せず、むちっとした食感とふわふわの組み合わせが楽しめます。特に、むちふわ食感のドーナツは、他の店では味わえない独特の美味しさです。
●ハートストロベリー 280円
アーノルド
URL:https://www.instagram.com/arnolds_japan/
ふわぶにゅ食感
[ドーナツもり]
古民家風の店内には、ハチミツベースのものやピスタチオなど、色とりどりのドーナツが並んでいます。
店主の森さんは、元フランス菓子職人としての経験を活かし、通常1日で生地を作るのに対し、3日間の時間をかけて丁寧に生地を仕上げています。
その結果、2度の低温発酵を経て、驚きのふわぶにゅ食感のドーナツが完成します。
●フランボワーズグレース 420円
グレーズは、フランボワーズジャムから手作りされています。
ドーナツもり フランボワーズグレース
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
ドーナツもり
住所:東京都新宿区赤城下町3-9
電話番号:-
URL:https://doughnutmori.com/
サクふわほろ食感
[マイピクニック]
家庭で作る昔懐かしいドーナツを再現したこのドーナツは、ケーキ生地を使用しながらも、均等な気泡により軽い口当たりが楽しめます。元々喫茶店でお菓子作りをしていた女性が、一人で製造から配達までを手掛けています。
●シナモンシュガー 400円
マイピクニック
*実店舗はなく、予約して届けてもらうシステムとなっています。
URL:https://www.instagram.com/mypicnic_tokyo/
専門店じゃない!作り手の個性が光るドーナツ
ドーナツブームにより、ドーナツを取り扱うお店が増えてきました。しかし、専門店だけでなく、作り手の愛と個性が詰まったドーナツも注目の的となっています。
農場のドーナツ北海道[町村農場]
創業から100年以上の歴史を持つこの老舗農場では、自家製の新鮮な牛乳を使用したチーズドーナツを提供しています。その濃厚な味わいは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
●チーズドーナツ 292円
町村農場 ミルクガーデン
住所:北海道江別市篠津183番地
電話番号:011-375-1920
URL:http://machimura.mimoza.jp/shop/
自転車店のドーナツ滋賀[ハンタイムサイクルストア]
自転車屋さんが作った、タイヤをイメージしたユニークなドーナツです。その独特の形状と、チョコレートの甘さが絶妙にマッチしています。
●チョコレートドーナツ 330円
ハンタイムサイクルストア
住所:滋賀県大津市大萱1-19-19 シルバーハイツ瀬田 2F
電話番号:-
URL:https://www.instagram.com/huntime_cycle_store/
お茶屋さんのドーナツ静岡[茶郷山いち]
お茶の産地として知られる静岡で、お茶屋さんが手掛けるドーナツです。その中でも、抹茶ラテチョコドーナツは、抹茶の苦味とチョコレートの甘さが絶妙にマッチしています。
●抹茶ラテチョコドーナツ 350円
茶郷山いち
住所:静岡県焼津市駅北 3-15-28
電話番号:054-629-6121
URL:https://sagou-yamaichi.com/
雑貨店主のドーナツ福岡[くらすこと]
「子どもと一緒にスローな暮らし」をテーマにしたこの雑貨店では、お子さんが安心して食べられる豆腐を使用したドーナツを提供しています。その優しい味わいは、大人から子どもまで幅広く支持されています。
●プレーン 250円
●塩キャラメルナッツ 320円
●黒ごま 270円
●チョコレート 310円
●ラズベリーホワイトチョコ 320円
●シナモン 270円
くらすこと
住所:福岡県福岡市中央区平尾1-11-21 村田ビル 2F
電話番号:092-791-9696
URL:https://www.kurasukoto.com/shop-hirao/
ショコラティエのドーナツ東京・日本橋[teal]
眞砂さんと大山さん、2人の実力派がタッグを組んで開店したこのドーナツ店では、アマゾンカカオのドーナツが特に人気です。
ペルーの農村で無農薬で栽培された希少なカカオを使用しており、その深い味わいが楽しめます。
●アマゾンカカオのドーナツ 500円
teal(ティール)
住所:東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館 1F
電話番号:03-6661-7568
URL:https://tealtokyo.stores.jp/
元スタイリストのドーナツ東京・蔵前[CHIGAYA BAKERY]
元スタイリストが営むこのベーカリーカフェでは、クリームドーナツ カスタード味が特に人気です。
イースト生地の中には、クリームをたっぷりと詰め込んでおり、その上にはサクランボがトッピングされています。
●クリームドーナツ カスタード味 460円
CHIGAYA BAKERY(チガヤベーカリー)
住所:東京都台東区鳥越2-8-11
電話番号:03-5829-5809
URL:https://www.instagram.com/chigaya_kuramae/
次に来るのはこれ!揚げたてドーナツ!
ドーナツ業界は現在、第5次ブームを迎えていますが、溝呂木さんは既に次のトレンドとして「揚げたてドーナツ」を注目しているとのこと。
Pretty Good – coffee & donut
●揚げたてドーナツ 330円
このドーナツは、オールドファッションのドーナツをベースに、ケーキのような生地を使用しています。日本では数少ない、揚げたてのドーナツを提供するお店で、朝から夜まで様々なメニューが楽しめます。
Pretty Good – coffee & donut
住所:東京都台東区柳橋2-20-13 HOTEL OUROUR 1F
電話番号:03-5829-6470
URL:https://ourour.jp/pretty-good/
レナーズ
このお店では、ポルトガル発祥でハワイで大人気の「マラサダ」という揚げたてドーナツを楽しむことができます。
●シュガー 180円
レナーズ 横浜ワールドポーターズ店
住所:神奈川県横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ 1F
電話番号:045-222-2172
URL:https://www.instagram.com/leonardsjapan/
ヒグマドーナツ
北海道の新鮮な素材を使用して、カラッとした食感のドーナツを提供しています。特に、小麦粉や牛乳、バターなどの主要な材料はすべて北海道産を使用しており、小さな鉄鍋で一つ一つ手作りで揚げています。140~150℃の低温で5分間じっくりと揚げることで、外はカリッと、中はもちもちの食感に仕上げています。
●プレーン 280円
ヒグマドーナツ(HIGUMA Doughnuts)
住所:東京都目黒区鷹番2-8-21
電話番号:03-5734-1308
URL:https://www.higuma.co/